不動産投資のリスクと回避方法
株式投資やFXなどと比べるとかなりリスクの低い不動産投資ですが、それでも投資である以上リスクは伴います。投資活動のリスクは「収入面でのリスク」と「支出面でのリスク」に分けられますが、不動産投資の場合の「収入面のリスク」の中で最も可能性の高いものが「空き室のリスク」です。
購入したアパートやマンションを住まいとして、あるいはオフィスビルを仕事場として提供するのが不動産投資ですから、そもそも借り手がいなければ収入はゼロになるどころか、管理費や固定資産税の支払い分だけ赤字になってしまいます。
このリスクを回避するには空き室のでにくい有料物件を選ぶことや、管理会社に転貸して空き室の有無に関係なく一定の収益を得る「家賃保証システム」を利用することが必要でしょう。
また入室者がいたとしても家賃を滞納する人であれば収入にはなりませんね。
この「家賃滞納リスク」も収入面でのリスクです。
これは「滞納保証サービスを利用することでリスクを減らすことができます。
「支出面でのリスク」の中には、「老朽化のリスク」も含まれます。
建物はどうしても時経つうちに老朽化し、修繕の為に大きな費用を必要とするようになります。
このことを考慮に入れて、予め修繕しやすい物件を選ぶ必要がありますし、積み立て費用を用意しておくことも大切でしょう。
更に不動産投資特有のリスクとして、「流動性のリスク」も挙げられます。
他の投資であれば大抵の場合売りたければ必ず買い手が見つかるものですが、こと不動産に関しては直ぐに買い手の見つかるものではなく、突発的に現金が必要になった時に直ぐに現金化できない場合が少なくないのです。
流動性のリスクに関しては、これを防ぐ方法はありませんので、できるだけ資金に余裕を持って投資するようにし、現金がなくて困るといった状況を作らないようにしましょう。
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