マンション経営とアパート経営の違い
マンション経営もアパート経営も、どちらも住まいを提供し賃貸収入を得ると言う点では同じですが、まったく同じものではありません。
マンション経営には更に細かく分類するとワンルームマンション経営という分野もあり、これらマンション経営にはマンション経営の、アパート経営にはアパート経営の特徴があります。
マンションとアパートの違いの一つは、建物の構造や強度です。
例えばマンションの場合建物は鉄骨や鉄筋コンクリートでできた耐火構造で、遮音性にも優れ高層のものが殆どです。
そのためエレベーター設備もありますし、管理人が常時待機しています。
これに対し、アパートは木造や軽量鉄骨でできた準耐火構造で、その分遮音性に劣りますし、高層にはできないので大抵2階建てです。
ですからエレベーターなどはありませんし、管理人が常駐していることもありません。
従って1室に対する賃貸料はアパートよりマンションの方が高くなりますし、火災や他の予測不可能な災害などに見舞われた場合にマンションの方が耐久性があります。
またマンション投資は大抵1部屋単位で購入できるため、投資金額が少なくても可能ですが、アパート投資の場合は1棟売り、つまりそのアパート全てを購入する必要があるため、投資資金は高額になります。
しかし1棟買いであるため、アパート経営はもし最終的に建物の価値がなくなったとしても土地が資産として残りますし、複数の部屋を賃貸するわけですから、仮に1部屋が空き部屋でも他の部屋からの収入が期待できます。
これに対し、マンション経営で1部屋だけに投資しているのであれば、そこに入居者がいなければ収入はゼロということになってしまいます。
つまりアパート経営はリスクを分散できるというメリットも持ち合わせているということですね。
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